初雁霞風鉄道
山の作り方

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山の新規製作
線路配置変更に伴い取り外し可能な山の部分を再製作した。

中央駅駅前の再配置によって、この山の部分の線路配置も合わせて変更された。このため山の再製作を行った。この部分の山はレイアウトから取り外せる構造になっている。


 山が置かれる部分の形状
取り外せる構造の山
この山のトンネル内にはポイントがダブルスリップ・ポイントが1セット、通常ポイントが1セット、トンネル入り口部分に曲線状のポイントが1セット設置され、脱線時にも速やかに回収できるよう、山を取り外せる構造にしている。

この山の前部分に施設されているの線路の配置が変更されたので、新しく山の再製作を行った。


 山の製作
製作に使用した材料は、底面には物品の包装に使われていた薄いダンボール板、両サイドは建築模型によく使われるポリスチレン板(5mm)を使用した。補強を兼て厚紙を接着して山の形状を作って行く。接着はすべてゴム系ボンドを使用している。
全部外観 後部外観
山の形状に合わせ厚紙を張リ重ねて行く。(左図) 最終的に紙粘土で山の表面を整える。(右図) 紙粘土は乾燥時に著しく収縮し、寸法が狂ってくるので、この収縮力に対抗するため張る厚紙は収縮力に絶えることを意識してその方向を考慮して張るとともに、収縮力が小さく抑えるため、粘土部分を薄くなるよう、山の表面近くまで厚紙を張り重ねて行くことにした。
厚紙張り重ねて行った状態 最後に紙粘土を塗り表面を整えた状態


 植栽
粘土で山を整えた後、山の表面はグリーン色に塗装した後、植栽を行った。

植栽に使われる材料  (いずれも鉄道模型店で購入できる)
◎スポンジ系材料
 ○ターフ    小粒のスポンジ系の材料。粉状の状態で芝生、草原の表現に使う。
 ○コースターフ 粒がターフより大きくなる。ターフより厚みが出る。
 ○フォーリッジ  スポンジ素材をネットに絡ませたもので、ネットを張るように貼る
         立体感を補える
 ○フォーリッジクラスター  フォーリッジの塊であり、ちぎって使うもの
◎ライケン
 海草、水草を乾燥したもの。茂みや低木を表現するのに使う
 実際にはこれらの材料を組み合わせ、重ねて使うことになる。

山表面への接着
接着は 
@木工用ボンドをそのまま使う
A木工用ボンドを水で5倍程度に薄めて使う の2方法がある
フォーリッジ、フォーリッジクラスター、ライケンは木工用ボンドをそのまま使い張る。
ターフ、コースターフの場合は下地に薄めた木工用ボンドを滴下し、濡れた表面に指で撒く。

いずれの場合も乾燥後、薄めた木工用ボンドを滴下すればしっかりと固着できる。

この山の場合、主として次のように作業した。
山の上部は牧草地を想定している。ーーーターフを撒く
中央部は森林を想定している。ーーーーーフォーリッジクラスターを樹木の形状にちぎって張る。
傾斜部は背の低い植物、茂みを想定している。ーーーライケンを張る。
主体とした作業内容である。

まだ隙間があるので、植栽の荒い部分は今後じっくり埋めて行くことにしている。


 レイアウト上に設置
完成した山を所定の部分に設置した。手前ははブドウ畑



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