旅行時に撮影
海外の鉄道駅には宮殿のような外観が残る駅がある。しかし、すべてが古いわけではなく、時代に合わせて内部の建築は新しくなり、設備も最新式なっている。それぞれの節目で改築が行われてきたが、一級建築物として大切に取り扱い、残したい部分は残すという考えが強いように思う。また、これらの駅は頭端式ホーム(櫛形ホーム)採用しているところが多い。言い換えれば、始発、終着形の駅になっている。
2016年6月撮影
ウィーン中央駅(Wien Hauptbahnhof)は、オーストリア・ウィーン10区(ファヴォリーテン)にあるオーストリア連邦鉄道(オーストリア国鉄)の鉄道駅である。オーストリア鉄道網のハブ駅機能を現在は果たしている。
従前には、この地にはウィーン南駅があり利便性に欠けているところから、ウィーンに中央駅を設置しようという計画は19世紀末よりあったが、資金面の問題から何度も棚上げになっていた。2006年に土地の公共物指定計画 (Flächenwidmungsplan) が決定し、2007年に周辺一帯を含めた中央駅建設が開始した。2015年に大略完成したようであり近代的な駅舎に代わっている。
ここには頭端式ホームから通過式ホームへの変更や接続を良くするために地下鉄1号線の駅やトラムの軌道変更が含まれている。ただ、地下鉄2号線の直接乗り入れ計画が無いために不便を指摘する意見もあようである。
周辺一帯は建設用クレーがまだ林立しており、この地域に高層ビル群建設計画が進行していると聞いている。数年後、駅景観は再び一変するとみられる。
2016年6月撮影
ザルツブルグ中央駅(Salzburg Hauptbahnhof)は、オーストリア・ザルツブルクの市街地に位置しており、観光地の中心である旧市街地からは徒歩15~20分の距離にある。 オーストリアの古都にあるこの駅は同国の鉄道網の要所でもある。高速列車(レイルジェット、ユーロシティ)、長距離列車、シティナイトラインにより、ミュンヘン、シュツッツガルト、フランクフルト、チューリッヒへ、また、ウィーンを経由しブタべスト、プラハ、行くことができる。 そして、シティジェットが近距離、中距離のローカル線の高速列車として国内をカバーしている。
2016年6月撮影
プラハ中央駅(チェコ語:Praha hlavní nádraží プラハ本駅とも訳される)は、芸術性が高い駅舎と近代建築の駅舎が同居している。チェコの国鉄事業を所管する鉄道施設管理公団(SŽDC)が管理運営する。
ヨーロッパの中央に位置するプラハ中央駅は、ヨーロッパ各国と国際列車で結ばれている。チェコ北西を経てドイツのドレスデン、ベルリン、ハンブルクへ向かう列車や、チェコ南西よりミュンヘンへ向かう列車が発着する。
南の方では、チェコ第二の都市であるブルノを経てオーストリアのウィーン、スロヴァキアのブラチスラヴァへと通じている。主に寝台列車で、ハンガリーのブダペスト、ルーマニアのブカレストとも結ばれている。
また、プラハ地下鉄のC線がプラハ中央駅に停車する。
その他、チェコ北東を抜けてポーランドのワルシャワやクラクフとも寝台列車で結ばれている。他に、ロシアのモスクワ、サンクトペテルブルクやウクライナのキエフにも寝台列車が通じているが、ほとんどの列車で車中2泊は必要のようである。
2016年5月撮影
ブタペスト東駅(Budapest Keleti pályaudvar)、別名ブダペスト・ケレティ駅は、1884年に建造され、ハンガリーの首都ブダペスト・ヨージェフヴァーロシュ(Józsefváros)(8区)にあるブダペストで最大のターミナル駅である。バロシュ広場(Baross)に面している。建造当初、ルーマニアやバルカン半島への列車が東へと進路をとったことに由来するといわれている。
ブダペスト東駅はヨーロッパ各都市と結ばれている。それらは、オーストリア・グラーツとウィーン、ブルガリア・ソフィアとヴァルナ、クロアチア・ザグレブやスプリット、チェコ共和国・プラハ、ドイツのベルリンやハンブルク、ミュンヘン、イタリア・ヴェネツィア、ポーランド・ワルシャワ、スロヴァキア・ブラチスラヴァ、スロヴェニア・リュブリャナ、スイス・チューリヒ、トルコ・イスタンブールなどである。
また、ブダペスト地下鉄2号線に接続している。
2016年5月撮影
ブダペスト西駅(Nyugati pályaudvar)は、ハンガリー国鉄の駅で、正式名称は単に「西駅」である。エッフェル塔で知られるギュスターヴ・エッフェルによって設計され、鉄パイプとガラスを用いて外から内部が見える構造となっている。建設当初は斬新なものであったと言われている。
西駅からは、スロヴァキアを抜けてチェコのブジェツラフ、ブルノなどへ向かう国際列車が発着するほか、ウクライナ方面へ向かう列車も発着する。
ブダペスト地下鉄の3号線が西駅に停車する
世界一美しいと呼ばれるマクドナルド(ブタべスト西駅店)は正面写真の右側隣の建物にある。
2015年6月撮影
ロンドン・ヴィクトリア駅(London Victoria station)は、ロンドン・シティ・オブ・ウェストミンスターにあるナショナル・レールおよびロンドン地下鉄の鉄道駅である。
ヴィクトリア駅を名乗る駅はイギリス国内のみならず、他国にもあるためか(?)、ナショナル・レールとしての当駅の正式名称は「ロンドン・ヴィクトリア駅」であり、イギリス全体でこの呼称が認知されているが、ロンドンではヴィクトリア駅で十分通用するようである。ロンドン地下鉄の正式呼称はヴィクトリア駅である。
ナショナル・レールの駅は1~19番線まである大きな駅で、サウスイースタン、サウスタン(鉄道会社)が主としてロンドンより南部への路線を有している。また、ベルモント社がベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(ロンドン - パリ - ヴェネツィア)としても利用されている。地下鉄の駅としてはビクトリア線、ディストリクト線、サークル線の3線の駅となっている。
2015年6月撮影
セント・パンクラス駅(St Pancras station)は、イギリス、ロンドンの主要ターミナル駅のひとつ。駅舎には高い時計塔があり、まさに宮殿のような建物である。ホームは全長210m大屋根に覆われていて、1~15番線まであり、ロンドンからレスター、シェフィールド、リーズなどのイングランド中東部へ向かう列車が発着するほか、パリやブリュッセル行の国際列車ユーロスターも乗り入れている。ヨーロッパ大陸と結ばれたことから駅名にSt. Pancras Internationalと言うブランド名が付けられている。
すぐ東隣にはキングス・クロス駅があり、2つの駅はロンドン地下鉄のキングス・クロス・セント・パンクラス駅を共有している。地下鉄は6路線(ヴィクトリア線、ピカデリー線、ノーザン線、サークル線、ハマースミス&シティー線、メトロポリタン線)が乗り入れている
2015年6月撮影
キングス・クロス駅(King's Cross station)は、1852年に開業した主要鉄道ターミナルで、イギリスの主要鉄道幹線の1つであるイースト・コースト本線の南の終着駅である。イングランド北部・東部およびスコットランドへの列車が発着する。ケンブリッジ、ピーターバラ、ハル、ドンカスター、リーズ、ヨーク、 ニューカッスル、エディンバラ、グラスゴー、ダンディー、アバディーン、そしてインヴァネスを結ぶ。
すぐ西隣にはユーロスターの終着駅であるセント・パンクラス駅があり、2つの駅はロンドン地下鉄のキングス・クロス・セント・パンクラス駅を共有している。地下鉄は6路線(ヴィクトリア線、ピカデリー線、ノーザン線、サークル線、ハマースミス&シティー線、メトロポリタン線)が乗り入れている。
2015年7月撮影
パリ北駅(パリ・ノール、ガール・デュ・ノール、Paris-Nord、 Gare du Nord)は、パリ市10区にあるフランス国鉄(SNCF)・パリ交通公団(RATP)の駅。SNCFにおけるパリの主要ターミナル駅の一つである。RERとメトロの路線ではGare du Nord - ガール・デュ・ノールという駅名が使用され、TGVなどの遠距離路線、国際路線ではParis-Nord - パリ・ノールである。
国際列車のユーロスター(ロンドン)、タリス(ブリュッセル、アムステルダム、ケルン)、夜行列車(ハンブルク、ベルリン)、フランス国鉄の幹線である、TGV(フランス北部行)、近郊列車(トランジリアン)、パリ市内と郊外の各方面を結ぶRER(Réseau express régional d'Île-de-France、イル=ド=フランス地域圏急行鉄道網)パリメトロなど多くの路線が乗り入れている駅である。
2014年10月撮影
フィレンツェ中心部にあり、玄関口となるターミナル駅である。その頭文字をとってSMN駅と略されることもある。この駅はヨーロッパによくある頭端式の駅であるため、当駅を経由してナポリ、ローマ方面(南)とミラノ、ブェネツィア方面(北)を結ぶ列車は、そのホーム構造のため、当駅で折り返すことになる(スイッチバック)。 この不便さのため隣接の駅に停車する高速列車、また、新たな駅の建設が計画されつつある。
2012年7月撮影
スイスの高級リゾート地サンモリッツにあるレーティッシュ鉄道(Rhätische Bahn : RhB)の駅である。 サンモリッツからは氷河急行(ツェルマット行)ベルニナ急行(ティラーノ・イタリア行)が出ている。世界遺産の中を走る人気観光路線の出発駅である。
2012年7月撮影
ユングフラウ(Jungfrau)登山に際して、ラウターブルンネン(Lauterburunnen)経由の西回り・グリンデルヴァルト(grindelwal)経由の東回りルートの登山列車が合流する駅である。ここでユングフラウ鉄道に乗り換えユングフラウヨッホに向かう。クライネシャイデックとは「小さな峠」という意味である
2012年7月撮影
ルツェルンは古くからヨーロッパの交通の要衝であり、鉄道が完成した現在ではハブ駅としてスイス鉄道網の中でも重要な位置づけとなっている。この駅はスイス連邦鉄道(SBB-CFF-FFS)が運営している。国内列車も国際列車も乗り入れスイスの玄関駅の一つである。
2012年7月撮影
マッターホルン観光の拠点ツェルマットの駅でマッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB: Matterhorn-Gotthard-Bahn)が乗り入れている。また、道路を挟んだ反対側にはゴルナーグラート鉄道(GGB:Gornergratbahn)のツェルマット駅があり、ゴルナーグラート山頂へこの登山鉄道で行くことができる。
この山頂からはマッターホルン以外にもモンテローザ、ブライトンホルン、リンカムなどが見える。この辺りは人気のスキー場でもある。