路面電車(トラム)のある風景

旅行時に撮影した写真を掲載している

路面電車について

海外の都市旅行に出ると路面電車が目立つ。これらの電車は運転間隔が非常に短く、聞くところによると混雑時は1分の区間もあるという。住民の良き足となってると感じるとともに、次々と、時を開けずに現れる電車に驚き、興味を持つこととなった。
ヨーロッパでは各国でトラム(路面電車)が運行されされているとともに、稠密な路線網を持つ国・都市が多いように思う。その一部はライトレールとして規格の改良が施されているようである。
西ヨーロッパ諸国では、ドイツ、オーストリア等で、都市交通として活用され続けた都市が多い。イギリス、フランス等では、地下鉄やバスさらに自家用車の普及に伴い、路面電車は第2次世界大戦後、削減・廃止がなされてきたが、近年、地球環境、都市環境などの観点からの再評価の動きに伴い、路線の復活・新設が行われている。
東ヨーロッパの旧共産圏諸国では、稠密な路面電車網を有する都市が多い。1960年代までは貨物輸送にも用いられていたが、その後、貨物輸送はほとんど消滅した。路面電車がトロリーバスによって代替された都市も見られる。

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プラハ (Praha) 市電

2016年6月撮影

プラハ市電は、チェコ国内で最大規模の路面電車網である。140km以上の路線延長、900両以上の車両を持ち、運行系統数は34路線にのぼる。運営はプラハ市が出資するDopravní podnik hlavního města Prahy(Transport Company of Prague:プラハ交通)によって行われている。
プラハ市電の車両はタトラ、ショコダという名前が挙がるが、タトラ(Tatora)はチェコの自動車・ディーゼルエンジン等のメーカー(Tatra a.s.)およびそのブランド名である。社名は旧チェコスロバキアの最高峰であるスロバキアのタトラ山脈にちなむ。この会社はその後幾つかの変遷を経ている。
ショコダは、シュコダ・オート株式会社(Škoda auto a.s.)と呼ばれる、チェコの自動車メーカーである。現在はドイツ・フォルクスワーゲン社の子会社で、チェコ国内自動車生産のシェア1位を占める。
ヴァーツラフ(Václavské)広場でも、クジジョヴニツカー(Křižovnické)通りでも、次々に電車が現れる。数十秒間隔で運行されているうな印象であった。

  • N0544

    プラハ市電
    クジジョヴニツカー(Křižovnické)通り
    カレル(Karlův)橋東側袂・旧市街側
    建物の中から電車が出てくるように見える

  • N0545

    プラハ市電
    クジジョヴニツカー(Křižovnické)通り
    カレル(Karlův)橋東側袂・旧市街側
    建物の中から電車が出てくるように見える

  • N0547

    プラハ市電
    クジジョヴニツカー(Křižovnické)通り
    カレル(Karlův)橋東側袂・旧市街側
    建物の中に電車が入って行くように見える

  • N0542

    プラハ市電
    クジジョヴニツカー(Křižovnické)通り
    カレル(Karlův)橋東側袂・旧市街側
    電車が通らないときは車が通る

  • N0548

    徒歩者が横断のための信号待ち
    写真の奥がカレル(Karlův)橋

  • N0543

    徒歩者が横断する
    写真の右側がカレル(Karlův)橋

  • N04891

    プラハ市電
    クジジョヴニツカー(Křižovnické)通り
    カレル(Karlův)橋東側袂・旧市街側

    軌道の反対側からの写真

  • N0490

    プラハ市電
    クジジョヴニツカー(Křižovnické)通り
    カレル(Karlův)橋東側袂・旧市街側

    軌道の反対側からの写真、建物に吸い込まれる

  • N1088

    ヴァーツラフ(Václavské)広場を横断する市電
    写真の奥はインドジョスカー(Jindřišská)通り

  • N1092

    ヴァーツラフ(Václavské)広場を横断する市電
    インドジョスカー(Jindřišská)通りとの交差点

  • N1093

    ヴァーツラフ(Václavské)広場を横断する市電
    インドジョスカー(Jindřišská)通りとの交差点

  • N1089

    ヴァーツラフ(Václavské)広場を横断する市電
    インドジョスカー(Jindřišská)通りとの交差点

  • N1097

    ヴァーツラフ(Václavské)広場を横断する市電
    インドジョスカー(Jindřišská)通りとの交差点

  • N1087

    ヴァーツラフ(Václavské)広場を横断する市電
    インドジョスカー(Jindřišská)通りとの交差点

  • N1075

    ラドリツカ(Radlická)通りにて
    ヴルタバ川(モルダウ川)を越えた西側(プラハ城側)

  • N1104

    ラドリツカ(Radlická)通りにて
    ヴルタバ川(モルダウ川)を越えた西側(プラハ城側)

  • N1075

    マサリコヴォ(Myslíkova)通りにて
    イラースク(Jiráskovo)橋の袂付近

  • N1104

    マサリコヴォ(Myslíkova)通りにて
    イラースク(Jiráskovo)橋の袂付近

ウィーン (Wien) 市電

2016年6月撮影

ウィーン市電(Straßenbahn Wien)はウィーン市が出資するWiener Linienによって運営されている路面電車(市電)である。現在、173.4キロの路線網を有し、世界最大の路面電車網を有する都市の1つである。 ウィーン市電の軌間はウィーン地下鉄やオーストリア連邦鉄道と同じ1435mmの標準軌が採用され、電化方式は架空電車線方式直流600Vである。2007年現在の179kmの路線網を有し、年間約2億人の旅客数を扱うと言われている。 昔からの車両が使われている他、1990年代以降は新型の超低床式電車(Ultra Low Floor tram, ULF)も導入されている。

  • N0856

    ウィーン市電
    カールスプラッツ(Karlsplatz)駅付近にて

  • 5693

    ウィーン市電
    カールスプラッツ(Karlsplatz)駅付近にて

  • N0857

    ウィーン市電
    カールスプラッツ(Karlsplatz)駅付近にて

  • N0857_2

    ウィーン市電
    カールスプラッツ(Karlsplatz)駅付近にて
    STRASSENBAHNは路面電車で、
    MALTESTELLEは停留所を意味している。

  • N0845

    ウィーン市電
    カールスプラッツ(Karlsplatz)駅付近にて

  • N0868

    ウィーン市電
    カールスプラッツ(Karlsplatz)駅付近にて

  • N0844

    ウィーン市電
    カールスプラッツ(Karlsplatz)駅付近にて

  • N0863

    ウィーン市電
    カールスプラッツ(Karlsplatz)駅付近にて

  • N0864

    ウィーン市電
    カールスプラッツ(Karlsplatz)駅付近にて

  • N0858

    ウィーン市電
    カールスプラッツ(Karlsplatz)駅付近にて

  • N0922

    ウィーン市電
    ケルントナー・リング(Kärntner Ring) 付近

  • N0923

    ウィーン市電
    ケルントナー・リング(Kärntner Ring) 付近

  • N1008

    ウィーン市電
    シェーンブルン(Schönbrunn) 宮殿付近

  • N1009

    ウィーン市電
    シェーンブルン(Schönbrunn) 宮殿付近

ブダペスト (Budapest) 市電

2016年5月撮影

ブダペスト市電はハンガリーの首都ブダペストにおいてブダペスト交通公社(BKV)によって運営されている路面電車である。2011年時点で市内ではバスに次いで利用客数が多い交通機関である。(バス:556.7万人/年、路面電車:393.4万人/年、地下鉄:302.4万人/年) ブダペスト市電の4-6番系統は世界有数の混雑する路線であり、全長50メートルの車両が、混雑時には60秒から90秒ごとに運行されている。この系統は、1887年に初めて導入された路面電車の路線と重なっている。ブダペストでは最近、コンビーノの低床車両が導入された。また、20世紀後半、路線が縮小傾向にあったが、1990年代に入って、路面電車の復権の動きがあると言われている。

  • ブタべスト市電
    ブダペスト西駅(Nyugati pályaudvar)付近

  • ブタペスト市電
    ブダペスト西駅(Nyugati pályaudvar)付近

  • ブダペスト市電 
    ブラハ・ルイザ広場駅 (Blaha Lujza tér)

  • ブダペスト市電 
    ブラハ・ルイザ広場駅 ( Blaha Lujza tér)

  • 道路上の停留所にある時刻表
    ブラハ・ルイザ広場駅 (Blaha Lujza tér)

  • 道路上の停留所にある出札装置
    ブラハ・ルイザ広場駅 (Blaha Lujza tér)

  • ブダペスト市電車両内部

  • ブダペスト西駅前停留所

ミラノ (Mirano) 市電

2014年10月撮影

イタリアでは最初の馬車軌道がトリノで1871年に開業し、最初の路面電車はミラノで1893年に開業した。ミラノは、現在115キロ、17系統を有している。

  • ミラノ市電
    ミラノスカラ座(Teatro alla Scala)付近

  • ミラノ市電
    ミラノスカラ座(Teatro alla Scala)付近

  • ミラノ市電
    ミラノスカラ座(Teatro alla Scala)付近

  • ミラノ市電
    ミラノスカラ座(Teatro alla Scala)付近

  • ミラノ市電

  • ミラノ市電
    ミラノスカラ座(Teatro alla Scala)付近

ローマ (Roma) 市電

2014年9月撮影

ローマの路面電車(イタリア語: Rete tranviaria di Roma)は、イタリア ローマ市内でATAC(ローマの公共交通企業)が運営している。かつてはイタリア国内で最大の路線網を誇っていたが、廃止が進み他の交通機関にその地位を譲っている。 主要路線の結節点(ハブ)はマッジョーレ門であり、ATAC運営の全6路線のうち4路線がここを通過する。また一部併用軌道である都市鉄道ローマ=ジャルディネッティ線もマッジョーレ門を通過している。

  • ローマ市電

  • ローマ市電

ブラチスラヴァ (Bratislava) 市電

2016年5月撮影

市内の路線(バス、トロリーバスを含めて)はブラチスラヴァ市が100%出資するブラチスラヴァ交通企業株式会社(DPB, Dopravný podnik Bratislava)が運営している。 DPBの路面電車は軌間1000ミリ。路線網はドナウ川北岸のみに展開し、主要4路線で計8系統が運行されている。近い内に完成する路線を含め路線拡大計画があるようである。

  • プラチスラヴァ(Bratislava)市電