建物製作集

ジオラマを彩る建築物のうち自作したものについてここに掲載した。

掲載建物

  • デパート : ロンドンの老舗百貨店リバティーを模した建物
  • ホテル : インターラーケンオスト駅近傍のホテルを模した建物
  • 初雁霞風鉄道中央駅 : インターラーケンオスト駅を模した建物
  • 街並み建物 : ヨーロッパの一般的商業建物5棟
  • ヤード(電車区)建物 : ベイリー操車場を模した建物
  • バスターミナル
  • 山小屋(農家住居)

製作集1:デパート

モデルとした建物

この建物はロンドン中心部、商店街の一角、グレート・マルボロ・ストリートにある老舗百貨店リバティーをモデルにして製作した。 実物は歴史的建造物として認められ、イギリスの第2種指定建造物 (Grade II listed building) に指定されている。
製作した模型は面積が実物の1/5程度の大きさ、規模になっている。彩色も模型として見られるよう変更している。

建築様式

この建築はハーフティンバー様式(half timbering)と呼ばれ、アルプス以北の北方ヨーロッパ(英、独、仏)の木造建築に多く見られ、特に15世紀から17世紀、英国の住宅に多用されたようである。
名称の由来は、壁と木造の部分が半々となる(半分木造の意味)ためとも、割られた材木を外部に見せるためとも言われる。柱、梁、斜材(筋違)、間柱、窓台等の軸組は隠されず装飾材としての役目を兼ね、軸組の間を漆喰や煉瓦、石などで仕上げたものである。

製作した建物

ロンドンの百貨店リバティーをモデルとして製作した建物。実物の凹凸のあるバラエティーで複雑な構成は簡略化した。また、屋根からの採光の仕掛けや飾りなどを省いた。一階の窓ガラスはこれより大きく地面付近までガラスになっていて、商品飾り付けに特徴があるが、模型なのでこの高さにした。なお、塗装を緑系に統一したので、窓ガラスもこの建物のイメージを強調するため、透明薄緑色のビニール板を採用した。

  • 斜め上方より(屋根形状)

  • 横面より(横出入り口)

  • 正面玄関付近